Thursday, May 27, 2010

5月 ジャパンナイト

 みなさん、こんにちは。少し間が空いてしまいましたが、今回は5月25日に行なわれたジャパンナイトの模様をお伝えしたいと思います。

 今回はテーマを日本の地方都市として、打谷の故郷である和歌山県についてプレゼンテーションをしました。日本好きのゲストのみなさんの中には、日本に旅行に行ったことのある方も多いのですが、大体は東京・京都・大阪どまりで、複数回行ったことがある方でも横浜、広島、姫路くらいしか知りません。それゆえに今後、私たちのイベントでは外国の方にはあまり知られていない日本の魅力溢れる地方都市を随時ご紹介していきたいと考えています。その第一回目として、今回は先月帰省したばかりの打谷が故郷和歌山の観光名所、名産品についてお話しました。
             (プレゼンをする打谷とゲストのみなさん)


 しかし、言葉と写真だけでは和歌山の良さを伝えきれない、と考えた私たちは、美味しい料理の数々をご用意して、ゲストの皆様に和歌山の魅力を文字通り味わっていただきました!!

 そのために、今回特別にお呼びしたのが、アムステルダムでお弁当のケータリングをしていらっしゃるUNO BENTO のうのさん。旦那さんの仕事でこちらに住むことになって以来、独力でケータリングの仕事を一から始めた頑張り屋の女性で、かねてから一緒に何かやろうと相談していたのですが、今回満を持しての登場となりました。
          (食事の準備をする作務衣姿のうのさん)

 みなさん、和歌山といったらやっぱりミカンとうめぼしですよね!!なので、今回のお食事には打谷のお母上が毎年家で漬けているという打谷家秘伝のうめぼしを使用させていただきました。お弁当風にしていただいた今回の献立は、玄米のおにぎりに、これまた和歌山の名産である高菜のおにぎり、卵焼きにから揚げ、そしてデザートに私の大好きなうのさん特製レンコンチップスと盛りだくさん。そしてさらに、隠し味に梅干しをまぜたという、うのさん自作のWAKATAMAクッキーも出てきて、お食事タイムは大盛り上がり。みなさん、口々に「おいしい、おいしい」と言いながら食べていらっしゃいました。
      (梅干しも気に入ってくれたオランダ人のゲストの方々)

実は「外国の方は梅干しは食べれないのではないか…」と心配もしていたんですが、予想に反する大好評で、ご飯と合わせずに、丸々一個口に運んでいる方もいらっしゃいました。
                    (談笑中)

 オフィスをあげて「和歌山孝行」(笑)ができた今回のジャパンナイト、予告が遅れてしまったせいでいつもよりかなり小規模にはなりましたが、そのぶんゲストのみなさんがじっくり語り合い、たくさん食べることができて、これはこれで良かったと思っています。


 最後に、今回すばらしいお料理を振る舞ってくださったうのさん、そして梅干しを提供してくださったお母上様、お世話になりました。またよろしくお願いします。(悠香)













Thursday, May 13, 2010

ジャパンナイト―じゃぱんPOPs !!

 みなさん、こんにちは。本日は6日に行なわれた、3月のジャパンナイトについて報告させていただきます。

 タイトルにもありますように、今回のテーマはズバリ、「じゃぱんPOPs」☆
海外で人気なジャパン・カルチャーと言えばマンガ・アニメ・映画と思われがちですが、日本のサブカルチャーに興味を持つ人の中には、邦楽ポップスが大好きという方が結構多いんです。4月のクイーンズデイのマーケットでも、日本人の売る中古のCDを買いに来るオランダ人が間々いると言う話を聞きますし、パリのブックオフなんかでも邦楽CDを物色している現地の方をよく見ますよね。
「日本語の歌なんて意味分からないだろうに…」なんて思いがちですが、考えてみれば私たちだって歌詞の意味も分からずに「洋楽」を楽しんでいるわけですからあたりまえですよね…。まさに音楽は国境を越える!! 翻訳という作業がいる本や映画よりも、音楽の方がもっと簡単に海外の人たちに紹介できるわけですから、ひょっとしたらJPOPこそが、異文化交流に最もふさわしいツールなのかもしれませんね。

 
 さて、そんなJPOPをテーマにお送りした今回のイベントですが、どのようにそのジャパンポップスを楽しんでいただいたかというと、今回は久しぶりにその道の専門家をお招きいたしました☆
その専門家とは、日本のポップミュージックになぜだかとっても詳しいちょっとかわったオランダ人(笑)チャールズさんです。チャールズさんは、オランダのHello Japanという日本をテーマにしたラジオ番組でラジオDJをつとめている方で、美空ひばりから浜崎あゆみまで、邦楽について私たち以上の知識をお持ちです。また、このチャールズさん、日本好きの例に漏れず、マンガやアニメも大好きで、お仲間と同人誌の出版もなさっているそうです。

 当日はこのチャールズさんにDJを勤めてもらい、会場となったクラブに次々とお気に入りの名曲をかけていただきました。その選曲は実に個性的で、TMNとドリフの曲が一緒に扱われてしまうというアバンギャルドぶり(笑)教授と長さんのコラボとは日本人ではちょっと躊躇してしまいますよね…。それでも、30人近く集まったゲストの皆さんは大変楽しんでいらっしゃったようでした。
                  (CD片手にポーズをとるチャールズさん)

 余談ですが、今回会場として使わせてもらったクラブARCは、アムステルダムの通称ゲイストリートにある有名なお店で、基本的にはゲイの方が多く訪れるおしゃれなお店です。前回のSAKE&COといい、別にそういう所をあえて選んでいるわけではないのですが…(笑)広々としてきれいなお店でした。

 次回のテーマはまだ未定ですが、このJPOPをテーマにしたジャパンナイトは、またぜひやりたいと思います。次の機会をお楽しみに。(悠香)

新年会サロン!!

 
 みなさん、お久しぶりです☆あっという間に2010年ですね…。時が過ぎるのが早すぎて焦りすら覚える今日この頃です。子供のころは2010年なんてず~と未来の話で、下手したら車が宙を浮いているのではないかと思っていましたが、全然そんなことなかったですね。案外大したことないですね、人間の進歩も(笑)

 さて、そんな2010年はもちろん、スタジオアズミ主催の新年会によって始まります!!あ、遅くなりましたが「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。」(笑)
 新年会は久しぶりに、あの歴史あるカナルハウスをお借りして行なうことが出来ました。(ブログ「記念すべき第一回サロン!」等を参照)ヨハンとも本当に久しぶりの再会です☆

 規模の方も久しぶりに大きくなり、30人ほどの方々が参加してくださいました。内容は新年会ということでズバリ習字!!なつかしの書初めです!!
                (書道の「道」の意味について説明する打谷)
 実は習字は去年の初サロンのときにも行なったのですが、今回は前回よりさらに自由度を高めて、題材はお手本から選択するのではなく、それぞれ好きな言葉を自分で決めて書いていただきました。

 それにしても習字は本当に人気です。日本語の文字、特に漢字は外国の方から見ると相当面白く映るらしく、皆さん興味津々で、次々に新しい漢字に挑戦されていました。確かにこの複雑な線の組み合わせ、一つ一つの文字がそれ自体意味を持つ点、またいくつもの読み方を持つ点は独特ですよね。


 当初は習字の他にも何か新年会らしいいことをやろうかとも考えていたのですが、少しもあきることなく習字に没頭しているゲストのみなさんの様子を見る限りでは、十分だったようです。



 スタジオアズミは、これからもみなさんに楽しくネットワーキングをしていただけるイベントを企画・実施していきますので、どうか末永くよろしくお願いいたします。(悠香)

ジャパンナイト―日本映画を見よう!!

 みなさん、こんにちは。今月もやって参りましたジャパンナイト!!
今回も前回と同様に、場所はアムステルダムの酒バー「SAKE&CO」をお借りしてのイベントとなりましたが、内容は前回とは一味違うものをお送りすることができました。

というのも、前回のブログで予告させていただいたとおり、ジャパンナイトも今回から毎回違ったテーマを設定して、みなさんと楽しむという形にしたからなんです。

 そして、記念すべき初回のテーマは、タイトルにもありますように、「みんなで日本映画を見よう!」としました。 前回「SAKE&CO」にお邪魔して、お店に大きなスクリーンがあることを発見した私たちは、このスクリーンでみんなで日本映画を見て、それについて語り合ったら面白いのではないか?と思い立ち、それ以来準備を進めて、今回の映画上映会へと漕ぎ着けたわけです。
 
 しかし、「日本映画の上映」と決めてはみたものの、悩まされたのがその映画のチョイスでした…。「黒澤映画」や「北野映画」ではあまりにありきたりで、日本好きの参加者のみなさんは既に見ている確率が高い…。一方で、あまりにコアなものだと特に映画好きというわけではない方々は退屈してしまうだろう…。と、映画のチョイスには本当に頭を悩ませました。

いろいろと考えた末、私たちが求めたのは、観光地で言えば東京・京都・大阪ではないが、一見の価値はあるような、しかし沖縄のような特殊な存在でもない、いうなれば仙台くらいのところであったわけなのですが…。
 あいにく、ヨーロッパ生活が長い打谷は日本映画には詳しくなく、代わりのこの大役(大げさ)を担ったのは、毎週末TUTAYAに通うことを日課としていた、ザ・インドア!!のワタクシメだったわけです。
そして、私がさらに熟考し、初めての映画上映に最適な仙台的映画(?)として選ばせていただいたのが、日本アカデミー作品賞も受賞している名作青春コメディ「スウィング・ガールズ」です!!!


 みなさんもご存知ですよね。
 この作品は、「のだめ」でお馴染みの上野樹里ちゃんを主演にむかえ、東北(おそらく山形)の片田舎の女子高校生が、ジャズバンドに青春を捧げる姿を描いたコメディ映画です。簡単に言えば「ウォーターボーイズの女子版」のような映画なんですが、実際、監督も同じ方なんですよね。なので「ウォーターボーイズ」同様、竹中直人などの個性派脇役陣が多く登場しますし、そうした個性派な役者さんたちの演技と、女子高校生たちのバリバリの東北弁でのやりとりが大いに笑いを誘う、心温まる作品になっております。
 たくさんの仙台映画候補(笑)の中から私がこの映画を選んだのは、映画に登場する田舎の田園風景や学校の授業風景、高校野球の大会、部活動の練習、セーラー服にジャージといった現代日本のリアルな生活風景が、私たちが外国の皆さんに一番伝えたい「本当の日本の姿」だと思ったからです。
こうした情景は、時代劇が多い黒澤映画や、特殊な人たちにスポットを当てがちな北野映画ではなかなか味わえない「日本」なのではないでしょうか。(ましてや、殺伐とした東京へのエキゾチズムばかりを描く外国人監督の映画や、海外の一部のコアな日本映画ファンが好む非現実的でバイオレンスな三池映画などでは決して知ることの出来ない「日本」ですよね。)
こうした映画で描かれているやけにエキセントリックな日本に違和感を感じる私は、このスウィングガールズを通して、私たち日本人にとってもっと身近な日本の姿も、外国の皆さんにもぜひ知ってもらいたい!とこの映画を選んだわけなんです。
 そして実際、この映画が描く温かくてユーモラスな日本の姿を皆さんに楽しんでいただけたようでした。

 また、心配していた「日本の笑いが通じるのか」という問題も、観客のみなさんの反応を見た限り心配無用で、ヨーロッパ・中東・アジアのみなさんにもしっかり伝わっていたようで安心しました。
上映後には「面白い映画」だったという意見を多く頂きましたし、観たことがあるというお客さんが一人もいなかったのも私たちの狙い通りで、今回の映画上映の試みは大成功だったと言えると思います!!
 上映後はいつもどおり、みなさんで料理とお酒を楽しみながらおしゃべり。一層交友を深めていらっしゃっていたようです。
 さて、次回はどんなテーマになるか、みなさん楽しみに待っていてください。(悠香)

毎月恒例ジャパンナイト☆

 みなさん、こんにちは。オランダらしい灰色の日々が続いておりますね~。どんどん色がなくなっていく寂しい季節ではありますが、我らスタジオアズミがお送りする交流パーティー「ジャパンナイト」は変わらず盛り上がっていますよ!
 毎月恒例となったこのイベントも今回が3回目、15人ほどの参加者の皆さんを迎えて、去る11月12日に催されました。今回の会場は、ミューマルクト駅近くの酒バー「SAKE&CO」さん。中国系の店長ケビンさんが経営するこじゃれた雰囲気のバーでおしゃれなゲイの方々御用達でもあります。これはオランダならではですよね。

 今回も特にトークテーマを決めずにおしゃべりを楽しんだのですが、イタリアやフランスなどヨーロッパ諸国から新しいメンバーの方が来てくださり、また新鮮な雰囲気でのトークになりました。

次回からは、このジャパンナイトも毎回テーマを決めてお届けしたいと思っておりますので、ぜひお楽しみに!!