Saturday, July 25, 2009

第二回サロン 酒テイスティング

 こんにちは。出会いと別れで忙しい3月、いかがお過ごしでしょうか?私は、昨日やっと第二回目のサロンを終えて、ほっと一息という感じです。 
今回は、酒のインポートをやっているオランダ人の方を講師にお招きして、酒のテイスティングを行なったのですが、準備の段階でなかなかスムーズに行かないことが多く、ほっとした反面、疲れもどっと来たという感じです。しかし、製作サイドの紆余曲折に関係なく、ゲストのみなさんは本当に楽しんで下さり、第一回目以上に大成功に終わったサロンだったと思います。それでは、今回も、大成功をおさめたサロンのレポートをさせていただきます。
 
 �インタビュー―オランダ人が見た日本―
 今回のサロンの主役はなんといっても、酒講師ディックさんでしょう。ライデンで酒のインポートをしているほど大の酒通であり、今回私たちのサロンで講師を務めて下さいました。ディックさんはライデン大学日本語科を卒業後、日本で15年以上過ごした大の日本好きで、私たちとほとんど違わないほどの流暢な日本語を操ります。面白いのは彼の話す日本語が標準語ではなく京都弁だということ!「~やからな」という語尾で流暢に酒について語るオランダ人、という光景はなんとも不思議でしたが、そのはんなりとした京都弁が、ディックさんのなんとものんびりとした人柄とよく合っていて、彼の魅力を一層アップさせていました。京都弁って本当にチャーミングですよね。
 
 サロンの前半では、最初にスタジオ・アズミの打谷がディックさんにインタビューを行い、ディックさんの日本との関わり、日本での生活、そして酒に関する基礎知識を披露していただきました。



(インタビューを行う主宰の打谷とディックさん)

日本の京都で、酒に夢中になっている人達に触れ、酒の魅力に飲み込まれていったこと。京都で学んだ「四季とともに生きる」という生活スタイル。山の中に買った自分の農地のことなど、ディックさんの日本に対する愛情がとてもよく伝わるお話を聞かせていただきました。ちなみに、私との会話の中で、ディックさんは「いつかは、日本に帰りたい」と言っていました。自分にとっての外国に「帰りたい」という感覚を持つなんてなかなか無いことですよね。でも、それほどに自分にぴったりだと思える場所を見つけられるって、とてもうらやましいことだと思いました。


                      (酒をサーブする筆者)  
 
 インタビューの後半では、日本における酒の歴史、酒の製作工程の簡単な紹介、吟醸、大吟醸、生酒、古酒などの酒の種類と各種類の基準についてなどをお話していただきました。酒がどのように造られているかなんて考えてみたこともなかったヨーロッパのゲストの方々にはかなり刺激的なレクチャーだったようで、質問が矢のように飛んでいました。

              (熱心にインタビューを聞くゲストの皆さん)

 私自身も、ゲストの方たちと同様に、酒にこれほどたくさんの種類があり、その一つ一つが全く違う味わいを持っているということを初めて知り、大変驚かされました。この味の多様さが、酒にはまっていく人にとって大きな魅力なんですね。
 
 では、サロン後半のテイスティングで、実際にどんなお酒がふるまわれたかについては次回のブログで。   (悠香)

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