Saturday, July 25, 2009

佐渡ヵ嶽部屋凱旋!!

 こんにちは、皆さん。ついにやって来ましたね、日蘭通商400周年を記念する大相撲大会!!この一年続いた数々のイベントの中でも最大のものだったようで、JCCさんを中心に二年がかりで準備してきたそうです。同じイベント運営をしている身として、観戦が終わったあと一番の感想は「運営サイドは無事に終わってホッとしているだろうな~。オメデトウございます。」でした(笑)
いや~本当に無事に終了できて良かったですよね。日本人でない観客の皆さんも本当に楽しんでいらっしゃいましたし、ひょとしたらこれからオランダでも相撲が流行るかもしれません。イタリアなんかでは、かつて相撲の放送があっていて、あのデル・ピエロも小錦やら曙やらが大好きだったそうですし…。そうなったらオランダ人は素質ありそうですよね。大きいし、K-1では毎回上位を独占してますからね。



         (かなりピンボケしてますが、土俵での一場面です)  

 私が例によって上司打谷と観に行ったのは二日目の方でして、大関の琴光喜が優勝いたしました。一日目は大関の琴欧州だったそうですね。私は相撲に関しては(関しても)ど素人なんですが、やっぱり生で見るあたりは迫力が違いました。あれほどの巨漢同士が全力でぶつかるわけですからね~。初めて聞きましたよ、人間同士がぶつかって「バチン!!」って音がするのを…。普通は「ドン、あ、すみません」か、いや、ほとんどの場合、音なんかしないですよね。ホントにすごかったです。特に決勝戦では、それまではならしていた大関たちも本腰を入れて戦っていたので見ていて燃えましたし、あと、やっぱり体の小さい力士が大きい力士に向かっていく取り組みでは皆さん大きな声援を贈ってらっしゃいました。体の大きい力士が力で魅せる相撲もいいですけど、やっぱり小さい力士が大きい力士に勝つ技の相撲こそが相撲の醍醐味という気がしますし、日本人好みですよね。判官贔屓という言葉があるように、日本人には不利に見える方を応援したくなってしまう性質がありますしね。  

 ところで、私の印象として「ツッパリばっかりで組まないな~」と感じたんですが、実際はそんなものなんでしょうか?個人的にはマワシを掴んで組み合って、にじりにじりと勝負をつける相撲が見たかったんですが、やっぱりそういう相撲は体力使うし、トーナメント向きではないってことなのでしょうか。勢いで一気に勝負をつけようとする取り組みが多くて、ちょっと物足りなかったんですが…。 

 さらに、個人的にちょっと残念だったのが、お相撲さんを「やっぱり大きいな~」と思えなかったこと!!生で見たらさぞかし大きいんだろうな~と期待して行っただけに、意外に普通サイズなお相撲さんたちとすれ違ったときは正直ちょっとがっかりしてしまいました。でも、これはもちろんお相撲さんたちのせいなんかではなく、すべてオランダのせい!!(笑)如何せん、日ごろ大きい人を見慣れすぎていた…。琴欧州なんかは2mあるそうなんですが、考えてみれば2m越す男の人なんてザラ!なこの国で生活していて、日本人の力士の身長に驚くわけないですよね…。正直アルバート・ハインをうろうろしてた方が大きい人いる。実際、今回のイベントでも客席に琴欧州より大きい人けっこういましたし…。盲点でした。なんだか勝手にがっかりしちゃって力士の皆さんには申し訳ないんですけど、観に行かれた皆さんそう感じられたんじゃないでしょうか?オランダマジックですね!
 
 相撲の他にも、ロッテルダム日本人学校の生徒による太鼓の演奏や、謎の空手世界チャンピオンによる相撲の技の紹介など、いろいろな出し物がありました。ちょっと詰め込みすぎた感があって、私なんかは相撲に行き着く前にかなり疲れてしまったんですが、一緒に見に行った打谷の一人息子マックス君は大興奮で、とっても楽しかったと言っていました。二年間かけて準備してきたというだけあって、皆が楽しめる最高のイベントに仕上がっていたと思います。関係者の皆々様、そして佐渡ヵ嶽部屋の力士のみなさん、本当にお疲れ様でした。 

 (悠香)

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