Saturday, July 25, 2009

寿司イブニング in アートギャラリー

みなさんこんにちは。近頃本当に天気がいいですね~。オランダでこんなに快晴の日が続くのは「300年に一回あるかないか」という人もいるようですが、果たして300年もデータを取っていたのかどうか…怪しいものです。
 しかし、なにはともあれ、この春らしい陽気は、陰鬱な冬を耐えてきた者たちにとっては本当にありがたいですよね。町では平日でも信じられないくらいの人が溢れていて、いったいこの人達は今までどこに隠れていたのだろう…と疑問を感じずにはいられません。オランダ・ミステリー。加えて、もう一つ不思議なことといえば、なぜ平日にみんなカフェでのんびり出来るのか、ということですよね。仕事はどうなっているのでしょうか。ミステリー。まあ、答えは分かりきっている気もしますが…。
 
 さて、そんなぽかぽか陽気の昨日、私たちスタジオ・アズミは、外国人向けの寿司イベントを実施いたしました。以前、第一回目のサロンでご協力いただいた寿司職人の加藤さんにお越しいただき、その場でお寿司を振る舞って頂くというものだったんですが、ゲストの方々には、ただ食べるだけではなく、加藤さんのレクチャーの下、実際に寿司作りに挑戦して頂きました。




しかも、今回のイベントでは、比較的簡単に作ることができる巻き寿司ではなく、日本人でもなかなか体験したことのない握り寿司に挑戦して頂いたので、物珍しさから、ゲストの方々も興味深深で挑戦していらっしゃいました。

ところで、題名にもありますように、今回のイベントはカナルハウスで行なった過去二回のものとは異なり、V!psというギャラリーを会場としてお借りしました。私どものオフィスに近いこのギャラリーは、ヒップなモダンアートや写真を扱っているギャラリーで、ロッテルダムに本店を構え、パリでもモデル、ケイト モスの写真展を開催するなど、国際的にビジネスを展開しています。http://www.vipsart.nl/ 
今回のイベントは食べ物が主役ということで、18世紀のサロンより、Vipsの床も壁も真っ白な清潔感のある内装の方がマッチすると判断してVipsのオーナー、バオさんに協力して頂きました。


(清潔感あるギャラリーで立食)
 
 当初の計画では、日本とのつながりを意識して、Vipsが持つジョン・レノンとオノ・ヨーコの写真を店内に飾ろうと考えていたのですが、大人の都合で実現せず、パティ・ボイドという女性写真家の写真を飾らせていただきました。実はこのパティさん、元モデルでいらっしゃるんですが、あのビートルズのジョージ・ハリスン三大ギタリストの一人エリック・クラプトンの元奥様なんです! ご存知でしたか?? 私個人としては、ジョージ・ハリスンとエリック・クラプトンが同じ女性と結婚していたってことに驚いてしまったのですが、フランスの伝説的な女優のカトリーヌ・ドヌーブやブリジッド・バルドー、ジェーン・ホンダも同じオジさんと結婚していたりするし、意外に狭いんですね、セレブの世界は。  

先日、スタジオ・アズミの打谷がパティさんご本人にお会いする機会があったんですが、60歳を過ぎているとは思えない若々しくて美しい方だったそうです。そんな女性にカメラを向けられているせいか、今回のイベントで飾らせていただいた彼女の写真の中でのミュージシャンたちはみな、本当にやさしい表情で微笑んでいて、彼女に撮られていることを素直に喜んでいるんだなと感じました。ビートルズもローリングストーンズもエリック・クラプトンも、みんな本当にリラックスしていて、美しい女性の前では偉大なミュージシャンもみな隙だらけ……。
 
 そして、第一回目のイベント同様、職人加藤さんは、準備、レクチャー、後片付けのすべてを手際よく一人でこなし、颯爽と帰っていかれました。また、いろんなイベントでお手伝いいただくことになると思います。よろしくお願いします!!

    (寿司職人の加藤さんとスタッフ一同)
 
 それから、今回の寿司イベントで、「いなり寿司は意外に外国の人にウケがいい」ということを学んだので、今後手土産が必要なときなどにぜひ持っていこうと思いました。みなさまもぜひ!ちなみに私の経験上、オムライスもかなりウケがいいです。あのケチャップご飯のチープな美味しさは万国共通で受け入れられるようです。  (悠香)
 

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